ことばや音声言語障害の解決のための
お役立ち情報

話しことばの明瞭度が低く,何度も聞き返される.電話での伝達が上手く行かない.とくに脳機能には問題はないと言われているのだが....

このようなことでお悩みではないでしょうか?

中枢神経系での重篤な疾患で言語中枢に問題が生じている場合以外にも,ことばが上手く通じない場合の原因は沢山あります.また,高次脳機能の問題と思われていた場合でも,実際の原因は口腔の構音器官の問題である場合もあります.

ことばの明瞭度が低下している場合,解決にはいくつかの方法があります.

ことばの明瞭度を解決する4つの方法

高次脳機能の問題も含めてことばの明瞭度を向上させるための解決法には次のようなものがあります.

  • 音声言語障害の中でも口腔機能の専門医による評価を受ける
  • 構音機能障害に対する機能訓練を受ける
  • 構音機能自体に影響する他の障害がないかの評価を受ける
  • 上記した他の障害に対する治療を受ける

  • 音声言語障害の中でも口腔機能の専門医による評価を受ける

口蓋帆咽頭閉鎖機能の評価に用いる内視鏡

一見,耳鼻咽喉科,口腔外科,神経内科,等を標榜する診療科が担当するように思えますが,これらの診療科の医師・歯科医師の全てが音声言語機能に通じているとは限りません.受診される際には,音声言語機能障害について検査や診断がつけていただけるかを確認することが必要です.

  • 構音機能障害に対する機能訓練を受ける

私がことばの訓練を担当する言語聴覚士
畑 泰子です.

音声言語機能の検査の結果に基づき,とくに機能障害の原因になっている器質的障害(例えば,軟口蓋が短い,腫瘍術後のために鼻に向かう穿孔がある,等)や神経機能の問題で口蓋帆咽頭(鼻咽腔)閉鎖機能(軟口蓋で口腔と鼻腔の分離ができない場合)の障害がないことが明らかとなれば,一般的には言語聴覚士による構音訓練を受けます.

気をつけないといけないことが二つあります.

①すべての言語聴覚士が,すべての音声言語障害のスペシャリストではなく,得意領域が異なる.

すなわち,音声言語機能障害の診断が確定しても,指導は難しいということもあります.したがって,そのような場合にはかかりつけ病院以外の機関(例えば,当センター)との連携によって補完することも必要かもしれません.

②保険診療の場合,リハビリテ-ションを受けることができる責任疾患,発症からの期間,受けられる回数に制限がある.

この点は現在のリハビリテ-ション法の大問題で,議論のあるとことです.その理由は,「動かさなければ動かなくなる」というリハビリテ-ションの基本が無視されていることです.期間が終了して,放置すると病院は何もしてくれません.その結果,機能は「廃用化」します.たとえば,大きな筋肉は,1週間使わなければ15%筋力が低下します.したがって,廃用化への対応が必要になるのですが,この場合には保険外での機能訓練となります.

TOUCHでは,装置治療だけでなく機能訓練単独でも行っています.

 

  • 構音機能自体に影響する他の障害がないかの評価を受ける

発音時には軟口蓋が後上方に挙上して,
口腔と鼻腔を遮断します.これによって発音に必要な高さに口腔内圧が高まります.

口唇,舌,歯,等の構音器官自体の神経筋機能に問題がないのに,言葉に障害が生じる場合,言葉を発するために必要な口腔内圧が形成できるかの検査が必要です.

口腔内圧が形成できるためには,軟口蓋を持ち上げて口腔と鼻腔を遮断しなくてはいけません.この機能のことを口蓋帆咽頭(いわゆる鼻咽腔)閉鎖機能と呼んでいます.この機能の評価は,構音機能の評価の上では必須のものです.

ただ,残念ながら,この機能の評価を正しく行える機関はあまりありません.当センター代表は,この機能について大阪大学大学院にて音声言語機能と摂食嚥下障害の臨床・研究において,約30年あまり専門に研究してきました.

なかなか改善しない構音障害の場合,一度評価してはいかがでしょうか?

この評価で口蓋帆咽頭閉鎖不全症と診断された場合には,訓練だけで改善することはほとんど不可能で,口蓋帆咽頭閉鎖機能を補完するための処置が必要です.

それでも,まだ開鼻声や話しづらさにお困りなら

構音訓練をしていても明瞭度に変化がない,やはり「鼻に抜ける」のであれば,訓練だけでは効果は少ないのかもしれません.口蓋帆咽頭閉鎖機能の評価によって,口蓋帆咽頭閉鎖不全症と診断された場合には,軟口蓋運動を補完する口腔(内)装置を装着した上での訓練が必要です.

このような装置には,いくつかの種類があります.どのタイプが適用するかの評価が必要です.頑固な症状の場合,一度TOUCH口腔機能回復センターにお問い合わせください.

軟口蓋挙上装置

脳血管障害や外傷性頭部障害などで
軟口蓋の運動性が低下している場合に用います

ハイブリッド型スピ-チエイド

舌咽神経腫瘍術後や軟口蓋腫瘍術後に
軟口蓋に欠損が生じている場合に用います.

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