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TOUCH口腔機能回復センター

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管楽器演奏者での鼻抜け予防のための口腔内装置

管楽器演奏者での鼻抜け予防のための
口腔装置の特徴

Stress-VPI用のPLP.舌の動きを邪魔しないように前歯の後ろ側はプレートを一部削除しています.

気を吹き出す行動は,右図のように軟口蓋が持ち上がって,口腔と鼻腔を遮断することによって可能になっています.脳卒中等が原因で軟口蓋の運動が低下すると(口蓋帆咽頭閉鎖不全症(鼻咽腔閉鎖不全症).VPIと略します),呼気が鼻に抜けて,声が鼻に抜けたり呼気を吹き出すことができなくなります.

同じような症状が一部の管楽器演奏時,とくに軟口蓋を短時間に何度も上げ下げする循環呼吸法で生じることがあります.管楽器演奏時に口腔内圧は200cmH2Oまで高めるため軟口蓋を挙上する筋(口蓋帆挙筋)は疲労しやすくなっており,顕著に疲労が生じます.この状態をStress-VPI(ストレス性のVPI)と呼んでいます.このような状態になると演奏を続けることができなくなります.

諸外国での対応は,のどの奥の粘膜を筋肉をつけて弁を作り,軟口蓋と咽頭後壁(のどの奥の壁)を接合してしまいます.呼吸障害(睡眠時無呼吸症)や鼻詰まりの声になるなど,日常生活が著しく障害されます.

TOUCHでは,このようなStress-VPIに対して,口蓋帆挙筋の疲労を軽減することで演奏を続けることができる特殊なPLP(軟口蓋挙上装置)を作成しています.この装置では,手術に伴う様々な問題を回避できます.

演奏時だけ装着する装置です

Stress-VPIは,脳卒中等の重篤な疾患のために生じた口蓋帆咽頭閉鎖不全症ではありません.日常生活で話をしたり食事をする上での障害は生じないため,演奏時以外には装着の必要がありません.

合併症を生じることなく解決できます

Stress-VPIに対する治療法の一つに,咽頭弁形成術という手術があります.これは,咽頭後壁(ア-と発音した時に軟口蓋が持ち上がったのどの奥に見える粘膜の壁)から,上咽頭収縮筋を付けた粘膜弁によって,軟口蓋を咽頭後壁に結わえ付ける手術です.下左の内視鏡写真は正常な人の鼻で呼吸している時の咽頭です.右は咽頭弁手術後の咽頭です.咽頭後壁と軟口蓋の間に咽頭弁があります.この咽頭弁は鼻での呼吸抵抗になる結果,鼻つまりの声になり,睡眠時には無呼吸症となりますので,外科的な改善には全身的な問題や日常生活状の問題が生じます.

演奏時の負担が小さくなります

PLPによって予め軟口蓋が挙上されているため,口腔と鼻腔(上咽頭)を分離するために活動する口蓋帆挙筋の作業量は少なくて済みます.

右図は健常者がPLPを装着した時の口蓋帆挙筋の活動です.Max時の口蓋帆挙筋活動は,最大努力でのblowing作業(すなわち力一杯呼気を吹き出しているとき-すなわち楽器演奏時と同じ作業)時の筋活動です.装着時には装着していない時よりも小さくなっています.すなわち,装着していない時よりも楽に吹き出せていることが判ります.これによって演奏上のメリットがあると思われます.

図の出典:Tachimura T., et al. (2001): Change in levator veli palatini muscle activity of normal speakers in association with elevation of the velum using experimental palatal lift prosthesis. Cleft Palate-Craniofacial J. 38: 449-454

管楽器演奏者での鼻抜け予防のための口腔装置の料金表

吹奏楽器演奏用PLP 224,000円

管楽器演奏者での鼻抜け予防のための口腔内装置の流れ

お問合せからサービスをご提供するまでの流れをご紹介します。
※ステップが5つない場合は、部品を選択>不要なステップを右パネルで非表示にしてください。

お問合せと受診日の調整

当法人のフォーム,FAX,電話などでお問い合わせ下さい.ご都合のよろしい日,曜日,時間をお教えいただき,当方から受信日を連絡させていただきます.月・水曜日での受診が難しい場合には,日時を調整させていただきます.

受診当日

使用する内視鏡
検査時には鼻腔粘膜に表面麻酔を行います

受診日に当センターまでお越しいただきます.問診,口腔内視診,内視鏡検査を行い,器質的な問題が無いことを確認します.Stress-VPIであると確定した場合に装置の概要や治療についてのご説明させていただきます.

演奏時の鼻抜けの確認と機能の評価

次回来院時には実際に楽器を吹奏していただき,Stress-VPIの症状が生じた段階で内視鏡検査をさせていただきます.症状の程度によってPLP装置の挙上子の長さや幅についての参考情報を採取します.

また,右図のように,PLPは上顎の歯に維持を求めますので,口腔内の状態に応じて維持のためのバネ(クラスプ)をかける位置を決定するためにお口の型取りを行います.

この模型で作成できる場合には,この段階で作成を開始します.

歯牙に問題がある場合には,歯科治療を優先する必要がありますので,現在の歯科の主治医の先生にPLP装着のために必要な歯科治療の依頼を行います(紹介状を作成いたします).

 

作成(1)-作業用型採りと床装置の完成

床装置の一種.クラスプは必ず必要です.

維持歯が決定されたならば,お口の型採りをおこないます.この型を用いて,装置の作成を開始しますが,一回法で作成すると軟口蓋を一気に挙上するため,違和感が生じたり軟口蓋を傷害したりします.これを避けるために,装置作成の第一段階では,右に示す上顎に装着するプレート(床と呼びます)の部分を完成します.完成後に装着のため来院していただき,調整します.

作成(2)-挙上子の伸長と拡幅

約2週間,口蓋床を装着していただきます.ほとんどの場合,2週間の装着で装置に慣れてきます.その段階で受診していただき,小さな挙上子(右図)を床装置と接続します.この段階での挙上子には何らの効果はありません.まだ軟口蓋はほとんど挙上されていないためです.一気に挙上すると違和感や軟口蓋を下に引っ張る役割の口蓋舌筋が反射性に収縮して装置が外れたり軟口蓋にきずがついてしまうことがあるためです.2週おきに受診していただき,挙上子を伸長していきます.時々効果について,主観的なご本人の印象での評価と内視鏡による評価を行なっていきます.

管楽器演奏者での鼻抜け予防のための口腔装置を利用された事例

オーボエ吹奏時に循環呼吸法を行うと鼻に抜けてしまい,演奏を続けられなくなった

大阪市 芸大学生 Sさん(22歳)

軟口蓋を挙上するだけでなく,マウスピースを吹くときの口唇や前歯を邪魔しないようにデザインしています.

幼少期より吹奏楽器に親しみ,芸大入学後にオーボエを吹くようになった.技術も向上し,友人たちともカルテットを構成して演奏会に出演していた.特定の曲で循環呼吸法を行った際に呼気圧が高まらず,演奏が困難になった.複数の病院に出かけて診察を受けたものの原因がわからないまま,曲種を制限して演奏していたものの,将来のことを心配し,受診した.

食事や言葉には問題は認められず,日常生活では不自由さを感じていなかった.演奏を開始し,循環呼吸法を行うと,顕著な閉鎖不全が認められたため,演奏者用PLPを作成した.完成後には循環呼吸法によっても問題は生じなくなった.とくに演奏中の呼吸筋の疲労感は顕著に軽減されたとのことであった.

一方,音質が硬くなった,音量が強くなったとカルテットのメンバーからの指摘があり,演奏法に僅かの調整を行っている,とのことであった.

いかがでしょうか。

このように、当センターの管楽器演奏者での鼻抜け予防のための口腔内装置(PLP)治療サービスを行うことによって,Stress-VPIによる口蓋帆挙筋の疲労から生じる口蓋帆咽頭閉鎖不全に伴う演奏障害が改善できます.
管楽器演奏者での鼻抜け予防のための口腔内装置に興味をお持ちの方は、ぜひお気軽にお問合せ・ご相談ください。

本ページを最後まで読んでくださり,有り難うございました.ご関心をおもちになられましたら,是非下記までお問合せください.お待ちしております.

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